少年の純粋さと、人々の優しさが沁みる・・・『サンタクロースになった少年』

「光陰矢の如し」

「白駒の隙を過ぐるが如し」

早いもので、もう12月に入ってしまいました。
歳を重ねるごとに、1年があっという間に過ぎているように感じるのはなぜだろう?



12月 陰暦では[師走]といいます。
年の瀬も近づき、日常でも仕事でも忙しい時期ですよね。
そして、いま!いちばん忙しく、あわただしいのは サンタさん  ではないでしょうか?

子供たちへ 夢と希望をつめこんだプレゼント の準備に大忙しだと思います。

今回は、そんなサンタさんをテーマにした作品
2007年公開の映画『サンタクロースになった少年』を紹介します。

この映画は、人の優しさ。人をおもいやる気持。
そして、主人公の純粋さ、損得ではなく相手のために尽くそうとする信念。
僕自身、自分の心をあらためて見つめなおすことができた作品でした。

ぜひ、クリスマスの夜・・・
家族と恋人と、 もし一人であっても 誰かを想いながら 観て欲しい映画です。


今年は、新型コロナウィルスの影響により、仕事においても、私生活においても精神的に苦しい1年でした。
おそらく、数多くの方が精神的にも肉体的にも傷つかれたのではないでしょうか?
きれいごとになりますが、辛く厳しいときだからこそ、人をおもいやり、心に余裕をもって過ごせればと思います。

「サンタさん 今年は大人達にも、心から笑顔になれるプレゼントを おねがいします。」


◆INTRODUCTION

クリスマス・イブの夜、妹のアーダが熱を出してしまい両親はアーダを医者にみせるため雪降るなか出かけて行きます。
父親は出かけ際、息子 ニコラスに時計を渡し「長い針と短い針がまた同じようになるころ戻ってくる。」と言うのでした。
夜が明け、父親から受け取った時計を気にしながら、妹へのクリスマス プレゼントを作るニコラスの元に、村の大人 ハンヌスがやってきます。
ハンヌスはニコラスに「両親が氷の上を歩いて水の中に落ちてしまった。」と伝えるのでした。

家族を亡くしてひとりぼっちとなってしまったニコラスは、ハンヌスに連れられ村の集会所へと向かいます。集会所では、村人たちが集まりニコラスのこれからについて話し合っていました。その話し合いの場に居合わせた、家具職人のイーサッキがニコラスに意地悪するように「家族のところに送ってやったらどうだ。誰もできないなら俺がやってやるぞ!」と言いだすのでした。イーサッキは冗談のつもりでしたが、その言葉を聞いたニコラスは逃げるようにその場から出て行ってしまいます。

集会所では、ハンヌス夫妻が「しばらくの間、自分達がニコラスの面倒をみていく。」と言い出します。さらに「この村の家族みんなでニコラスを育てるのはどうだろう?」と提案するのでした。
村に住む6家族はその提案を受けいれ1年交代でニコラスの面倒をみていくことにします。

ニコラスは1年間村のひと家族と過ごし、クリスマスがきたら次の家族へと移る生活を送ることになります。

最初の年、あたたかく迎えいれてくれたハンヌス家の人たちと過ごしていく中で、ニコラスの心の中にある家族を失った悲しみが少しづつ薄れていくのでした。そしてニコラスは、毎年、お世話になった家の子供たちへプレゼントを作りこっそりと渡していくことになります。

月日は流れ6年目となった時、不漁と不作が村をおそい村人たちはニコラスの世話をする事がむずかしくなってしまうのでした。
そんな時、村の子供たちと遊んでいたニコラスは、家具職人のイーサッキと出くわします。イーサッキはニコラスが持っていた木彫りの人形をとりあげると「誰から買ったんだ?」と詰め寄ります。ニコラスは自分で作ったと答えイーサッキのもとを去って行きます。

イーサッキは村人の話し合いの場へ出向くと「ニコラスを自分のところで面倒を見る!」と言いだすのでした。村人は不安に思うもののどうする事もできずイーサッキの提案を受け入れることになります。
そして、ニコラスはイーサッキにとともに村を後にしていきます。

偏屈で意地悪な態度で接するイーサッキと暮らすことになったニコラスでしたが、イーサッキの作業場を見た瞬間、目を輝かせるのでした。
純粋で素直なニコラスは、イーサッキの言うことを聞き、一生懸命に働きます。

クリスマスが近づいてきたある日、ニコラスは「1日だけ休みが欲しい」と、イーサッキにお願いするのですが「忙しい時に休みなどやれるか!」と断られてしまいます。
それでも「お世話になった家の子供たちへプレゼントを渡したい!」と考えるニコラスは、寝る時間をけずってプレゼントを作りつづけるのでした・・・・・・・

果たしてニコラスは、子供たちにプレゼントを渡すことができるのでしょうか?





◆CAST

ニコラス(ハヌ・ペッカ・ビョルクマン)家族を亡くしひとりぼっちとなってしまう。
13歳のニコラス(オット・グスタフソン)
7歳のニコラス(ジョナス・リンネ)

イーサッキ(カリ・ヴァーナネン)家具職人。過去の出来事で偏屈となり子供を嫌うようになる。

ハンヌス (ミッコ・レッピランピ)クリスティーナの夫。最初にニコラスを迎えいれやさしく見守る。

クリスティーナ(ミナ・ハップキラ)ハンヌスの妻。ニコラスを自分の子と同じように包み込む。

エーメリ(ミッコ・コウキ)ハンヌスの息子。ニコラスの生涯を通じての親友。
11歳のエーメリ(オスカリ・ヘイモネン)
5歳のエーメリ(ロイ・ロン)

アーダ(ラウラ・ビルン)エーメリの娘。ニコラスの亡くなった妹と同じ名前。
9歳のアーダ(ネラ・シーラスマー)

ミッコ (アンッティ・トゥイスク)アーダの夫。アーダの幼なじみ。
9歳のミッコ (アルポ・シピラ)



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