大人をも魅了する傑作「美女と野獣」




2014年公開のフランス映画「美女と野獣」を紹介します。
この作品は、ベルが抱える罪悪感。
王子が野獣に変えられてしまう理由。
王子が犯した罪を紐解いていく切なく悲しいラブストーリです。
大人をも魅了する傑作に仕上がっていると思います。

「母親が子供たちに物語を読み聞かせ、そして物語を読み終えると・・・・・」


◆INTRODUCTION

お母さんが、「LA BELLE ETLA BETE/美女と野獣」という物語を、子供たちに読み聞かせてあげます。

むかし、裕福な商人がいました。優しく勇敢な商人は、愛する妻が亡くなったあと、6人の子供に愛をそそぐのでした。ある日、商人の財産である3隻の船「マーメイド号」「トリトン号」「リバイアサン号」は、大航海から戻る途中、嵐に遭い、積荷の宝物とともに海に沈んでしまいます。3隻の船を失った商人は、全財産を手放し、家族と一緒に、田舎での貧しい生活を送るのでした。田舎で暮らし始めて数日が経ったころ、商人の所有する1隻の船と積荷が見つかります。商人は、船と積荷が見つかったことを家族に話しますが、末娘のベルだけは喜びませんでした。気になった商人は娘のベルに尋ねると「兄弟たちが、自分勝手に暮らす元の生活に戻るより、この田舎で暮らしていたかった。」と言うのでした。そこに、2人の姉が、元の生活に戻るために欲しいものをリストにして持ってきます。娘からリストを受け取った商人は、ベルにも欲しいものを尋ねます。ベルは、一輪のバラが欲しいというのでした。

長男のマキシムと港に向かった商人は、見つかった船とすべての積荷を、借金の返済として取り上げられてしまいます。怒ったマキシムは飛び出していきます。商人は、長男のマキシムを探しに行きつけの酒場に立寄ると、マキシムが借金を踏み倒した相手、ペルデュカスに出会い襲われそうになります。何とかその場を逃れた商人は、吹雪の中で道に迷ってしまい、森の中をさまようことになるのでした。ようやく明かりを見つけ、古城へとたどりついた商人は、城の中へと入っていきます。そこには、たくさんのご馳走が用意されており、お腹のすいている商人は、一心にご馳走を口にするのでした。空腹を満たした商人は、娘のリストに書いてあるドレスや化粧品などが置いてあることに気づき、それらを持ち帰ることにしました。城をあとにした商人は、庭園に咲いているバラを見つけ、末娘ベルへのお土産に摘みとってしまいます。すると、それを見ていた野獣が「一番大事なものを盗んだな」と襲いかかってきます。野獣は、商人の命がバラの代償であることを告げると、家族と別れの挨拶をするために、1日の猶予を与え解放します。しかし、戻らなければ家族を一人づつ殺していくと脅すのでした。商人は家に戻ると、事の次第を子供たちに話して別れを告げます。それを聞いた末娘のベルは、心の中にある罪悪感から父親を部屋に閉じ込め、身代わりとして野獣の城へと向かうのでした。

ベルの抱える罪悪感。 野獣となった理由とその罪とは・・・。





◆CAST

野獣/王子(ヴァンサン・カッセル)

ベル(レア・セドゥ)

商人(アンドレ・デュソリエ)ベルの父親。

プリンセス(イボンヌ・カッターフェルト)

ペルデュカス(エドゥアルド・ノリエガ)ならず者のリーダー。

アストリッド(ミリアム・シャルラン) ペルデュカスの恋人であり占い師。

マキシム(ニコラ・ゴブ)ベルの兄・長男。

アンヌ(オードレイ・ラミー) ベルの姉。

クロチルド(サラ・ジロドー) ベルの姉。

ジャン=バチスト(ジョナサン・ドマルジェ) ベルの兄・次男。

トリスタン(ルーカ・メリアヴァ) ベルの兄・三男。

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