1982年から1987年まで「少年KING」に連載されていた、吉田聡氏の代表作とよべる漫画『湘南爆走族』を紹介します。
神奈川県の湘南海岸を舞台に、湘南爆走族2代目リーダー江口洋助をはじめ、親衛隊長 石川晃、特攻隊長 丸川角児、リーダー補佐 原沢良美、そして桜井信二の湘爆メンバー5人の自由奔放な学生生活から、男達の友情、甘酸っぱい恋模様、対立組織との抗争などを描いたマンガです。全体的にはギャグ要素の割合が多いものの、喧嘩やバイクバトルなどシリアスなストーリーもあり、主人公である江口洋助だけがメインではなく、他のメンバーやライバル達をクローズアップしたストーリーも描かれています。40代・50代の人たちには懐かしく思える作品ではないでしょうか?
僕がバイクの免許を取ろうと思ったのは、湘南爆走族とバリバリ伝説の2作品を読んだことがきっかけでした。その当時、下校途中にバイクショップに展示してあったCBR400Fを眺めながら「このバイクかっこいい!早く16歳にならないかなぁ・・・」と思っていました。
◆INTRODUCTION
昭和××年 湘南インディアン・サマー
神奈川県の湘南海岸を猛スピードで駆け抜ける走りのチーム湘南爆走族。そして、そのチームのリーダーを務めていたのが、単車のテクニックは関東一と噂される桃山マコという女性でした。彼女がチームを辞める最後の走りの日、県警一の白バイ乗り(桃山マコの恐ろしい父親)に追われながら、歩道橋の手すりを自転車で走る江口洋助を見かけます。
彼のバランス感覚を見込んだ桃山と親衛隊長 重岡の推薦で、江口洋助は湘南爆走族2代目リーダーを襲名することになります。
桃山マコがチームを去り、初代のメンバーたちもチームを抜けていき、江口洋助ひとりだけのチームとなってしまいます。
その年の春、神奈川県立波打際高等学校に入学した江口は、各中学で番格だった石川、丸川、原沢、桜井の4人と出会い、新たな2代目湘南爆走族を結成することになるのでした。
◆CHARACTER
江口洋助
湘南爆走族 2代目リーダー&波打際高校手芸部第25代部長。 単車に乗らせたら関東一といわれる腕前。ケンカは鬼のように強いが、ひょうきんで子供じみた性格。バイクと同じくらいに手芸が大好きでプロ級の腕前をもつ「通称手芸のえっちゃん」
中学時代、歩道橋の手すりを自転車で渡るなどバランス感覚の良さを認められ、湘爆2代目リーダーとしてスカウトされる。
手芸部副部長 津山よし子とはびみょーな関係・・・。
愛車 SUZUKI GS400初期モデル
石川晃
湘南爆走族 親衛隊長(元赤潮中番格)。血の気が多くケンカっぱやいため中学時代は友人がいなかった。
高校入学時、江口にケンカを挑み、叩きのめされたことから、江口に惚れ湘南爆走族のメンバーとなる。
趣味「人生ゲーム」。手芸部の三好民子と恋人同士。
愛車 HONDA HAWKⅡ CB400T
丸川角児
湘南爆走族 特攻隊長(元師用中番格)。見た目とはちがい、人を気づかう優しさや度量の広さを持ち、中学時代の友人や後輩などから慕われている。1年中恋人募集中。
愛車 KAWASAKI KH400
原沢良美
湘南爆走族 リーダー補佐(元近遠中番格)。中学時代からの同級生 桜井信二と組んで暴れまわっていた。
おっさんのような風貌をし怪力無双のパワーをもっている。
愛車 なし 年齢の関係で免許を持っていない。桜井のバイクに同乗して旗もちをしている。
桜井信二
湘南爆走族 その他(元近遠中番格)。中学時代から同級生 原沢良美と組んで暴れまわっていた。
その他という役回りになってはいるが、影のまとめ役。地味で目立たないところがあるが、キレたら手がつけられないほど狂暴。心が広い詩人?
愛車 SUZUKI GT380
津山よし子
波打際高校 手芸部副部長。まじめでおとなしい性格をしており、暴走族の江口を怖がっていたが、次第にひょうきんな性格と手芸の腕前をみて好意を抱くようになる。
三好民子
波打際高校 手芸部会計担当。津山よし子の親友。性格は津山と正反対で、明るく思ったことはズバッといってのける。石川晃にひと目惚れされ、ただいま恋愛中!
権田二毛作
地獄の軍団 総長&園都成高校 生徒会長&ボクシング部主将。ケンカでも走りでも、何でも湘南一を目指している男。義理人情に厚く、仲間や後輩から尊敬されている。ケンカチーム「地獄の軍団 総長」であるにもかかわらずバイトにせいをだすという意外とまじめな男。
恋人 岸本葵
愛車 YAMAHA RZ350(廃車)→KAWASAKI GPZ400(バイトにせいを出して購入 51万円)
真紫準
横須賀ハッスルジェット 総長。単車170台・四つ輪30台、横須賀全域をテリトリーとする走り専門のチーム。
結成から2年 夢を掘るため、アメリカに渡ることを決意しジェットを解散することとなる。
江口と同類のような男。
恋人 雅ヨーコ(ハッスルジェット レディスのリーダー)
愛車 KAWASAKI Z750RS(ZⅡ)
雅ヨーコ
ハッスルジェット レディスのリーダーであり真紫準の恋人。機敏な行動力と度胸を持つ女。アメリカに旅立つ真紫の夢を理解しつつも淋しさを隠しきれない。
桃山マコ
湘南爆走族 初代リーダー。男たちに負けないライディングテクニックをもち、その走りはメチャクチャ速い。
父親は暴走族たちから恐れられる、神奈川県警交通機動隊 桃山勘吉(通称 モモカン)。
茂岡義重
湘南爆走族 初代親衛隊長。初代リーダー 桃山マコ&彼女の走りに惚れている。現在はラーメンショップ「じぇんとる麺」のオーナー。江口たちにとっては、優しく頼りになる兄貴的な存在。
江口啓助
江口洋助の兄貴でサラリーマン。勝手に弟のバイクを乗っていったり、ガソリンを抜いたりする。けんかの強さは、もしかするとこの漫画の中で最強かも?
◆favorite story
◆残された走り屋たち
横須賀全域にテリトリーを持つ走り専門のチームハッスルジェットがリーダー真紫の決断で解散することになり、最後となる解散集会で湘南エリアを走るため、湘爆をはじめとした湘南のチームに筋を通してまわるのでした。しかし、地獄の軍団の総長 権田が筋を通しに来たハッスルジェットのメンバーを、湘爆の名をかたり袋叩きにしてしまいます。湘爆に仲間をやられたと怒りだした真紫は、解散式をとりやめ湘爆を潰しにいくことになるのでした。
湘爆を潰しにくるハッスルジェットは200人以上!迎える湘爆は5人!!両チームが対峙したその時、権田はどうするのか?
◆湘爆結成
神奈川県立波打際高等学校に入学した江口は、各中学で番格の石川、丸川、原沢、桜井の4人と出会うのでした。江口の態度に腹を立てた、怪力無双の原沢が江口に襲いかかるのですが、一撃でやられてしまいます。のこった3人は自分達が憧れている湘南爆走族2代目リーダーが江口であることに気がつくのですが、同じ年の奴が湘爆の頭を張っていることに納得できない石川は、江口とタイマンを張りボロボロにやられてしまいます。
海岸線をひとりで走る江口。彼のもとに、丸川、桜井・原沢、石川が集い、新たな湘南爆走族の伝説が幕をあけるのでした。
◆おとそ行進曲
湘爆のメンバーがそれぞれの家で物を壊したりと、メチャクチャなことをするたびに「きょうは、正月だからよ!めでてえと いうことで!!」と、流していく話です。
とにかくバカバカしくて面白い話です。
◆FROM SAMANTHA
両親の結婚記念日に一緒に日本に旅行に来たサマンサ。ホテルの外にひとりで出て行ってしまい、道に迷ってしまいます。英語で、まわりの人たちに尋ねるのですが相手にされないでいました。そんな時、バイクを組み立てている、高校入学前の江口と出会うのでした。言葉は通じなくとも親しくなったサマンサは、江口から「つっぱらかる」という言葉を教わります。
年月は流れ、母国アメリカで農場に嫁いだサマンサは、たまたま通りかかった真紫準に、「つっぱらかる」江口の雰囲気を感じるのでした。
◆潮風の卒業式
アキラの生きざまがあった。
マルのひょーきんがあった。
ハラサーの根性があった。
サクライの恋があった。
そして、江口のドラマがあった。
誰もが通りすぎる十代を一生懸命生きてきた・・・
<<MEMORIES・僕の愛車>>
◆YAMAHA RZ250 確か中古で9万くらいだったかも・・・
◆KAWASAKI ELIMNETER250
◆KAWASAKI ZEFFER400
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