聖母・深川麻衣さんにそんなこと言わすなよ！『完全に詰んだイチ子はもうカリスマになるしかないの』

乃木坂４６を２０１５年に卒業してから８年。たくさんのドラマ・映画・舞台などで活躍している深川麻衣さん。
彼女の多くの作品より、２０２２年テレビ東京系列にて放送された『完全に詰んだイチ子はもうカリスマになるしかないの』を紹介します。
もう　聖母にそんな物もたせたり・・・
そんなこと言わせたり・・・
ほんとうにダメだぞ！！
だけど、そこも含めて面白いドラマでした。
さらに、他人のことを蔑んだり、妬んだりする世の中へのメッセージもよかった。

◆INTRODUCTION

テレビ都に勤める女子アナウンサー有加里壱子（２７歳）
自分の力で生きていくために努力を積み重ねてきた向上心のある女性。
学生時代には、まわりの同級生が遊んでいるあいだ新聞を読み視野を広げ、
アナウンサーになってからは、同期の女子がスポーツ選手の気をひこうとしているあいだ知識を得るため常に勉強をした彼女。
高みを目指し前向きである反面、自分にとって有益か無益かを計算するしたたかな女性でもありました。

仕事も順調。プライベートでも一流ジャーナリスト奥野茂との恋に満たされていたある日、テレビ都の社長に呼ばれ伺うとＴＨＥＮＥＷＳ２２の新キャスターを任されることになります。

新キャスターに抜擢されたことを、恋人奥野茂にも祝福され充実したひと時を過ごした帰り道、週刊誌の記者に突然取材を受けることになります。その取材内容とは、親密な関係である奥野茂が既婚者であり、不倫をしている事実をどのように考えているのか？ということでした。
奥野茂が既婚者であることを知らなかった壱子でしたが、このことがきっかけとなり高みを目指し上昇していた人生が急降下してしまいます。

１年後、失業保険もきれると困っているところに不倫慰謝料請求裁判（慰謝料５，０００万）の通知が届きます。
裁判にて自分が不倫をするような人間ではないことを証言してもらおうと、アナウンサー時代の友人にお願いするのですが、皆何かしらの理由をつけ断ってきます。

最後の望みを託し、壱子がメディアに出演するたびに的確で細かい感想をＤＭしてくれていた［まめきょー］という人物を探しだし、裁判で不倫するような人間でないということを証言してほしいと直談判するのですが断られてしまいます。
裁判当日、学生時代からの友人ヨッピが壱子が不倫するような人間ではないことを証言したあと他に証言する者がいないということで閉廷となるところに、これまでに有加里壱子が発言した内容をまとめた資料を持ってまめきょーが現れます。

とりあえず最初の裁判が終ったその帰り道、友人のヨッピが壱子に美のカリスマ不美の広告を指さし「カリスマになるしかなくない！」と言います。
その言葉を聞いた壱子・・・・・

◆CAST

有加里壱子（深川麻衣）テレビ都アナウンサー。高みを目指すため努力は惜しまない。

凪元恭平（野村周平）喫茶「ウィーン」の店主。有加里壱子のSNSにメディア出演の感想などを書き込んでいる。

不美（ＭＥＧＵＭＩ）美容品会社「カシレ」社長。美のカリスマ。

有加里千鶴（YOU）有加里壱子の母親。恋多き鍼灸院のはり師。

ヨッピ（サーヤ）有加里壱子と大学からの大親友。

坂巻（岩崎う大）美容品会社「カシレ」を運営する影の支配者。

トキオ（ゆうたろう）喫茶「ウィーン」の店員。

間宮（ＹＵＳＨＩ）不美のマネージャー

奥野茂（藤森慎吾）ジャーナリスト。妻帯者と言うことを言わずに壱子と付き合っていた。

テレビ都社長（川瀬陽太）有加里壱子を新キャスターに抜擢するが・・・

最上圭介（木村知貴）有加里壱子に無益な存在と思われている上司。

天沢真雪（辻凪子）「オイルたっぷりにしちゃいます」が口癖のエスティシャン。

誰かが新しく何かを始めようとするとき
調子よく走ってるとき
どん底に落ちてそこから這い上がってもがこうとしてるとき
決まってそれを邪魔する誰かが現れる

・・・・・・・・・・・・・・

もうヤメにしませんかこういうの
自分は、自分のためにしっかり生きればいい
それでいいじゃないですか
人と違ったっていい
自分と違う人を馬鹿にしたり
恐れたりする必要なんかない

・・・・・・・・・・・・・・

本当に辛くなったら誰かを頼ればいい
親がいるなら親を
友だちがいるなら友だちを
人生の先輩を
どん底でもそばにいてくれる人を
自分を思ってくれる誰かを頼ればいい
ようやくわかったんです

ひとりで生きてるようで、きっとひとりじゃない・・・・・

ーーー有加里壱子の発言よりーーー