いまでも続きが気になる漫画「ファイアスノーの風」

1993年に『週刊少年ジャンプ』に連載された
ファンタジー冒険漫画
『ファイアスノーの風』をご紹介します。
作者は松根英明氏。
全11話(単行本1巻)で連載が終了した、
短命ながらも強い印象を残す作品です。

物語はまるで途中で終わったかのような
描かれ方をしており、
「いつか再開されるのでは」と、
期待していたのですが……
あれからもう25年が経ってしまいました。
—–※執筆時は2018年—–

もしかすると、
この物語は“余韻を残したまま終わる”ことで
完成されていたのかもしれません。

賛否はあるかもしれませんが、
僕にとってはいまでも「続きを読みたい」
思わせてくれる忘れがたい作品です。



◆INTRODUCTION

赤いマントを羽織り、
白い獣「ガムル」を連れた剣士・ゼノ。
旅の途中、彼は謎の一団に襲われ
瀕死となった男と出会います。
男は最期の願いとして、
一本の剣を破壊してほしいとゼノに託します。

「死者との約束は必ず果たす」それがゼノの信条

彼は自らの剣でその剣を折ろうとしますが、
傷一つつけることもできません。
そこでゼノは、近くの鍛冶屋を訪ね、
剣の処分を依頼します。

鍛冶屋のワグナーは、娘と二人で暮らす職人。
彼は持てる技術のすべてを尽くしますが、
その剣を処分することはできませんでした。
そんな中、再び謎の一団が現れ、
鍛冶屋に爆弾を投げ込みます。

爆発の中を間一髪で脱出するゼノたち。
しかしその直後、
彼らは一団に包囲されてしまいます。
40人を超える敵を、
ゼノは野獣のごとき剣技で
次々と倒していきますが、
その戦いの中でワグナーは
致命傷を負ってしまいます。

死の間際、ワグナーはゼノに
「娘を安全な場所へ連れていってほしい」
と、懇願します。

再び“死者との約束”を交わしたゼノは、
鍛冶屋の娘・シーナとともに旅を再開します。
彼女を守りながら、託された剣を処分する
――その約束を果たすために。

しかし、ゼノが託されたその剣には、
想像を超える秘密が隠されていました。
そしてその剣を狙う謎の組織との、
壮絶な“戦いの旅”が幕を開けるのです。


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◆CHARACTER

ゼノ
赤いマントを羽織り白いガムルを連れた
強力な剣士「赤い野獣のゼノ」。
自己中心的で無神経に見えるが、
「死者との約束は必ず果たす」ことを
信条としている。

シーナ
捨て子として孤児院で育つが、
ワグナーの許に引き取られ育てられる。
ワグナーを父と慕っていた。

アン
白いガムルの子供(雌)。
強力な炎を吐き、翼で風を操る。
大きな翼と長い首の物語世界に生息する獣。

ワグナー
シーナの義父。
ゼノが剣の処分を依頼した鍛冶屋。
爆弾によって致命傷を負い亡くなってしまう。
死の間際、残された娘の身をゼノに託す。

ホーク
離れた間合いから相手を斬ることのできる
「疾風術」を使う魔剣士。
剣の確保と、剣の秘密を知る者、
全てを抹殺することを目的としている。
ゼノがかつて友人と呼んだ唯一の男バロを殺し、
幼いゼノを崖下の魔物の森に落とした人物。

シュラ
ホークの愛人。幻術が使える魔術師。

バロ
ゼノがかつて友人と呼んだ唯一の男。
5年前、魔剣士ホークに殺された。


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One thought on “いまでも続きが気になる漫画「ファイアスノーの風」

  1. うーん、懐かしい。
    当時、少年ジャンプ本誌で見てたけど、最終回では終わり柱の部分、
    「第一部 完」って表記されてたんですよね。だから自分もいつか
    再開するって思ってましたけど、著者が既に漫画から離れているのが寂しいですね。
    この人の作品はどれも話が丁寧でジークとシーナの買い物シーンなんかは
    RPGの店巡りのようで見ててワクワクしたもんです。

    どこかの誰かがこの作品のイメージ曲を作ってましたけど、
    雰囲気があってとってもいい曲でした。
    http://lowfrequencyeffects.blogspot.com/2015/10/op.html

    1. つんつんさん

      コメントありがとうございます。
      教えていただいたイメージ曲さっそく聞かせていただきました。
      奥行きを感じる壮大な曲ですね。
      本当に、雰囲気があっていい曲でした。

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