戦国の有名人 織田信長は未来人?そんな斬新な歴史ドラマ『信長協奏曲』

戦国の有名人 織田信長は未来人?斬新なドラマに仕上がっている、2014年フジテレビ系で放送された歴史ドラマ「信長協奏曲」を紹介します。
2014年から戦国時代にタイムスリップした、歴史に疎い高校生 サブロー(小栗旬)が、自分と瓜二つの武将 織田信長( 小栗旬 )として、逃げ腰ながらも、戦国の世を、一歩一歩着実に歩んでいく物語になっています。
逃げ癖はあるが人情味のあるサブローと、武士道精神に染まりきった戦国武将たちとの時代間ギャップも、面白く描かれていると思います。

2016年には、ドラマの続編として映画が公開され物語の結末が語られました。

映画『信長協奏曲 NOBUNAGA CONCERTO』もどうぞ!






◆INTRODUCTION

高校生のサブロー(小栗旬)は、修学旅行で訪れた時代劇村で、ずっと好きだった亜里沙ちゃん(飯豊まりえ)に告白します。告白された亜里沙がサブローに断ろうとすると、サブローは彼女の言葉をさえぎり、聞こえないフリをして逃げていくのでした。直接フラれたわけではないので「セーフ」と、考えていたサブローでしたが、友人たちは「アウトだよ!」と、慰めてくれませんでした。サブローは「もういい!」と、時代劇村を抜け出すため塀を越えようとしたとき、足をすべらせ、なぜか坂を転げ落ちてしまいます。見ず知らずの場所に転げ落ちたサブローは、自分とそっくりの容姿をした、織田信長と名乗る男と出会います。その男はサブローに「自分は、体が弱くこの乱世では身が持たぬ。変りに織田信長として生きて欲しい」と、頼むのでした。しかも、「偽者と知られれば、織田家家臣に斬り殺される」と、忠告までされるのですが、時代劇村の戦国イベントだと思いこんでいるサブローは、とくに気にすることもなく喜んで引き受けます。
信長を演じることになったサブローは、出迎えの家臣たちと城にもどり、「今川軍の手勢が攻め込んで来た」という知らせを聞いて、意気揚々といくさ場へ出陣するのでした。しかし、そこで目にした光景は、演じられた戦いではなく、斬られ、血を流し、人々が死んでいくという本物の戦いだったのです。
なんと・・・!サブローは、天文20年の戦国時代にタイムスリップしてしまったのでした。
人々の死を目の前に、自らの命も狙われるサブローは、何が起きているのか戸惑いながらも、池田恒興(向井理)に助けられ城へともどります。そこで、敵国だけでなく、家督争いから実弟にも命を狙われていると知らされるのでした。「兄弟で殺しあうなど信じない!」と、強がるサブローでしたが、城を抜け出し、もとの時代に帰ろうとします。もどることも出来ず夜道をさまよい、山賊にでくわし逃げ隠れするサブロー。するとそこに、いなくなったことを知った池田恒興が探しにやってきます。彼は、信長(サブロー)の身を案じながらも、「いつの日か、織田家が大大名になることが望みであり、その日までお守りします。」と、自らの思い、夢を語るのでした。その言葉を聞いたサブローは、恒興と共に城へもどり、織田信長として戦国の世を生きていくことを決意するのでした。

逃げ癖があり歴史に疎いサブローは、織田信長として戦国の世を生き抜くことは出来るのでしょうか?
そして、自身が暮らしていた、平成の世に戻ることは出来るのでしょうか・・・?

 





◆CAST

サブロー(小栗旬)
強がっている反面、逃げ癖のある平成の高校生。切腹しようとする者に、命の大切さを熱く語るなど人情味があり、まっすぐな性格。2014年の未来から戦国時代にタイムスリップしてきた。

織田信長(小栗旬)
聡明であるが体が弱く、家督争いで命を狙われることから逃げるため織田家を出奔する。その際に出会った、瓜二つの男・サブローに織田信長として生きていくことを託す。

帰蝶(柴咲コウ)
織田信長の正室。美濃のマムシ斉藤道三の娘。本物の信長には、妻と認めぬが家臣の前ではおしとやかに振舞うように指示されていた。しかし、本来は気が強い性格であり、信長となったサブローと口げんかをするのだが、徐々に信長(サブロー)に惹かれていく。

池田恒興(向井理)
織田家の家臣。信長とは、幼き頃より乳兄弟として苦楽を共にしてきた。常識人であり、信長(サブロー)に振り回され苦労が絶えない。

伝次郎/木下藤吉郎→羽柴秀吉(山田孝之)
今川義元の間者・伝次郎が、商人になった木下藤吉郎を殺し、木下藤吉郎の名をかたり、織田家の馬番役として仕えるようになる。幼き頃、織田信長に村を焼き払われたことを深く恨んでいる。

明智光秀(小栗旬)
本物の織田信長が名を変え織田家の家臣となる。肺を患っていると、常に白い頭巾で顔を覆っている。時折、信長(サブロー)の代役として行動することがある。

竹中半兵衛(藤木直人)
斎藤家の間諜として、織田家へ仕える。信長(サブロー)の掲げる天下泰平という、自分と同じ思いに心を揺らされ、斎藤家を離れ、本心から織田家に仕えることにした。秀吉の正体を知った直後に斬殺されてしまう。

柴田勝家(高嶋政宏)
織田家の家臣。もとは信長の弟 信行に仕えていたが、信長(サブロー)の器量を目にしてから、信長に仕えるようになる。

森可成(森下能幸)
織田家の家臣。泣き虫で弱々しい風貌であるが、宇佐山城の防衛戦では逃げることなく僧兵と戦い、壮絶な討ち死にを遂げる。子だくさん。

丹羽長秀(阪田マサノブ)
織田家の家臣。軍事だけではなく、政治面においても優れた武将。

松平元康→徳川家康(濱田岳)
三河の大名。名を徳川家康と改めたことで、信長(サブロー)に歴史に名を残す大物と絶賛され、信長に一生ついていくことを誓う。女子好きで、信長(サブロー)より貰ったエロ本を家宝として、肌身離さず持ち歩いている。

ゆき(夏帆)
朝倉義景の間者であるが、その正体を隠し帰蝶の侍女として仕えている。信長の命を狙うことも・・・。

前田犬千代→前田利家(藤ヶ谷太輔・Kis-My-Ft2)
織田家の家臣。武術に優れた若武者。ゆきとデートにでかける。

佐々成政(阿部進之介)
織田家の家臣。真面目で責任感の強い若武者。

織田信秀(団時朗)
尾張の大名。信長、信行、市たちの父親。今川の間者・伝次郎(山田孝之)に暗殺される。死ぬ間際、信長を後継者に指名した。

織田信行(柳楽優弥)
病弱である兄 信長より、織田家の家督を継ぐ存在として自分の方がふさわしいと考え、兄 信長の命を狙い続ける。

お市(水原希子)
信長の妹。恒興とは幼馴染みの間柄。お転婆で落ち着きがなく、明るい信長(サブロー)を慕っている。浅井長政に嫁ぎ、三姉妹をさずかる。夫 長政に、兄 信長(サブロー)と仲良くして欲しいと願っている。

斎藤道三(西田敏行)
美濃の大名。帰蝶の父親。1972年からタイムスリップして40年余り、戦国の世で生き抜いてきた。
詳しくは、2話をご覧下さい。

松永弾正久秀(古田新太)
大和の大名。鬼にとりつかれていると恐れられ、本人も鬼の化身と語っている。2005年からタイムスリップしてきた。
詳しくは、6話をご覧下さい。

今川義元(生瀬勝久)
駿河の大名。織田領へ侵入するが、田楽狭間(桶狭間)で織田軍の奇襲を受け戦死する。

足利義昭(堀部圭亮)
室町幕府15代将軍。自身が将軍となる後ろ盾となった信長(サブロー)に感謝をしていたが、信長(サブロー)の「天下を獲る」という言葉に憤慨し、各地の大名に密書を送って信長討伐を促す。最終的には、秀吉の策略にはまり倒される。

斎藤義龍(新井浩文)
道三の息子で帰蝶の兄。父親を倒して領主となる。

浅井長政(高橋一生)
北近江の大名。お市と夫婦になる。信長(サブロー)を慕うものの、戦国のならいにて織田家に反旗を翻す。

亜里沙(飯豊まりえ)
サブローが想い続けてきた女子高生。サブローに、時代劇村で告白されるが断る。

 


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