1980年に制作されたイタリア映画『食人族』を紹介します。
小学生の頃でした。
テレビCMで流れた食人族の映像を観て恐怖心と同じくらいの好奇心が湧いたのを覚えています。
あれから数十年経って、ようやくこの映画を観ることができました。
映像に関して、当時感じたような恐怖心などありませんでしたが、
物語に登場する4人の若者の行動は、現在の[注目されるなら悪いことでもやっちゃえ!]と、考える者達への警鐘のように感じました。
この映画を観たあなたは、何を感じるでしょうか?
◆INTRODUCTION
ニューヨークから飛行機で数時間の場所にある“グリーンインフェルノ(緑の地獄)”とよばれる食人族の住む土地へ、記録映画を撮りに行ったアメリカの若者4人が消息不明となってしまう。
[4人の若者]
アラン・イェーツ
(ベトナムやアフリカを映像で紹介)
フェイ・ダニエルズ(記録係の女性)
ジャック・アンダース(カメラマン)
マーク・トマソ(カメラマン)
ニューヨーク大学とパンアメリカン放送は、消息不明となった彼らを探すため捜索隊を派遣する事になりました。
そして、捜索隊として派遣される事になった人類学者であり原始文化の権威ハロルド・モンロー教授が現地へと赴き、軍隊の中尉に紹介された熟練のガイドチャコとその仲間ミゲル、そして軍隊に捕らえられた原住民の若者(ヤクモ族)と共に、消息不明となった4人の若者が通った道筋をたより、ジャングルの奥地へと進んでいきます。
川を渡りさらに奥を目指しジャングルを進んでいくと、白骨化したガイドのフェリペの死体を見つけます。
さらに進むと、川辺で何かの儀式をおこなっている男を見かけました。儀式を終えたその男の後を追い、ヤクモ族の村に辿りついたモンロー教授達は、彼らを警戒するヤクモ族から何とか信用得ると、さらにジャングルの奥、食人族の住む場所へと進んでいきます。
ジャングルの奥へと進んでいくと、シャマタリ族(沼族)がヤマモモ族(木族)を捕まえ捌いている場に出くわします。その光景をながめていると、そこへ、ヤマモモ族が現れるのでした。
モンロー教授たちは、ヤマモモ族が現れたところでシャマタリ族を銃撃し退散させます。
シャマタリ族を退散させたモンロー教授達を、ヤマモモ族は村に迎えいれます。
村に迎えいれてもらったものの、不信感を抱く彼らに信用してもらうため、モンロー教授は、彼らと同じ姿(裸)になって水浴びをしていると、そこへ女達が集まってきます。そして、その女達は4人の白骨死体と撮影したと思われるフイルム缶のある場所へと向かうのでした。
若者達が撮影したフイルムが入ったと思われる複数のフイルム缶を見たモンロー教授は、持参したテープレコーダーとフィルム缶を交換してアメリカへと帰国します。
パンアメリカン放送は、持ち帰ったフィルムを修復し、TVのドキュメンタリー番組として放送することにします。
そして、番組の司会を現地に行ったモンロー教授に依頼すると、モンロー教授は、引き受ける前に持ち帰ったフィルムを見たいと返答するのでした。
モンロー教授とTV関係者たちは、そのフィルムの映像を見て衝撃をうけることになります。
◆CAST
ハロルド・モンロー教授(ロバート・カーマン)人類学者であり原始文化の権威。グリーン・インフェルノで消息不明となったきょうじ4人の若者を捜索するために派遣される。
アラン・イエーツ(カブリエル・ヨーク)男性・ベトナムやアフリカを映像で紹介した若者。グリーン・インフェルノで消息不明となった4人の若者のひとり。
フェイ・ダニエルズ(フランチェスカ・チアルディ)女性・記録係。グリーン・インフェルノで消息不明となった4人の若者のひとり。
ジャック・アンダース(ペリー・ピルカネン)男性・カメラマン。グリーン・インフェルノで消息を絶った4人の若者のひとり。
フェリペ(リカルド・フュエンデス)アラン・イエーツ達を案内するガイド。足を毒蛇に噛まれすぐに切断するが亡くなってしまう。
チャコ(サルヴァトーレ・ベイジル)現地に詳しい熟練したガイド。捜索隊として派遣されたモンロー教授の案内人。
ミゲル(ピオ・ディ・サヴォイア)部族対応に優れたチャコの部下。捜索隊として派遣されたモンロー教授に同行する。
ヤクモ族 勇敢な部族。食人はしない。
ヤマモモ族(木族)ヤクモ族も恐れる食人族。
シャマタリ族(沼族)ヤマモモ族と争う食人族。
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