1992年にフジテレビ系で放送された超能力をもつ兄弟の心情を描いたSFドラマ『NIGHT HEAD』を紹介します。
アクションドラマというより、超能力者が一般社会で生きる苦悩や能力を持つことによる過酷な運命を描いたシリアス系のドラマだと思います。また、超能力をもつ兄弟を演じているのが、いまでは大スターの豊川悦司さんと武田真治さんです。イケメン二人の共演も見所のひとつではないでしょうか。
1994年には、テレビドラマシリーズの完結編として映画も公開されています。
◆INTRODUCTION
人間は、脳の容量の70%を使用していないと言われている。
人間の持つ不思議な力はこの部分に秘められていると考えられている。
使用されることのない脳の70%はこうよばれることがある。NIGHT HEAD
霧原直人(豊川悦司)と直也(武田真治)兄弟には特殊な能力がありました。兄 直人は、サイコキネシスなど攻撃的な能力をもち、弟 直也は、リーディングなど感情を読みとる能力を備えていました。彼ら兄弟の能力は次第に力を増していき、超能力の研究者である御厨恭二郎(藤田敏八)に人里離れた山中の研究所に連れていかれてしまいます。二人は研究所を脱け出そうとしますが、岬老人(稲葉松雄)の能力により張りめぐらされた結界のため、外部に出ることができず隔離されるのでした。
15年の歳月が流れ、岬老人の死とともに結界も消え、ようやく研究所を脱け出すことができた霧原兄弟でしたが、彼らの持つ能力が一般社会にあふれている「マイナスのエネルギー」を引き寄せてしまい、能力を持つがゆえの苦悩を抱えてしまうのでした。加えて、彼らと同じ能力を持つものにも狙われる事にもなってしまいます。
ちょうど、霧原兄弟が施設を抜け出した頃、女子高生の双海翔子(山口リエ)も、「結界が破られた」という言葉を残し消えてしまいます。そして消えた双海翔子(山口リエ)は、時折、霧原兄弟の前に現れては、2人を導くかのような言葉を残していくのでした。
◆CAST
霧原直人(豊川悦司)
サイコキネシスの能力を持つ超能力者。霧原直也の兄。
小学生の頃、怒るだけで物が壊れたり、人を傷つけるようになり、父親から学校へ行くなと言われ、ずっと家の中で感情を抑えて暮らすようになった。
15年前、2人を迎えに来た御厨恭二郎に弟・直也と共に研究所へ連れて行かれる。
霧原直也(武田真治)
相手の心を読み取るリーディングの能力を持つ超能力者。霧原直人の弟。他人に少しでも触れると、強制的に相手の考えなとが見えてしまう。リーディング能力が発達しすぎてしまい、自閉症となり病院に入れられていた。
15年前、2人を迎えに来た御厨恭二郎に兄・直人と共に研究所へ連れて行かれる。
双海翔子(山口リエ)
超能力を持つ女子高生。「結界が破られた」と言葉を発し消えてしまう。霧原兄弟の前に現れ道しるべのような言葉を残したり、彼らを助けたりする。精神体となり、全ての世界につながっているひずみの中に存在している。
御厨恭二郎(藤田敏八)
超能力を研究している科学者。霧原兄弟を施設に連れてきた人物。霧原兄弟が研究所を抜け出したことに気づいていたが連れ戻すことはなく、時には陰からサポートしていた。
岬老人(稲葉松雄)
霧原兄弟が隔離されていた施設の周りに結界を張っていた老人。
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